2024年9月24日 (火)

キヌガサタケを探しに

かねがねキヌガサタケというキノコを見たいと思っていました。白いレースのベールをまとったような姿から、「キノコの女王」と呼ばれています。

群馬県太田市の金山(かなやま、標高239m)でキヌガサタケが発生しているという情報があり、9月23日に出かけてきました。

キヌガサタケは頭を出してからベールが広がりきるまで、たった三、四時間という成長の速いキノコで、その後は半日くらいで倒れて朽ちてしまうそうです。この日、綺麗な状態で見ることができたのは一本だけ。倒れて朽ちかけているものや、立ってはいるもののベールが崩れてしまっているものは五本ほど確認しました。

一本だけとは言え美しいキヌガサタケを見ることができ、二時間半かけて出かけた甲斐がありました。

キヌガサタケはすべて同じ個体です。最後は特定外来生物に指定されているアカボシゴマダラ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2023年9月23日 (土)

円城寺のヒガンバナ

一昨日の信濃毎日新聞の一面に、円城寺のヒガンバナが見頃を迎えているという記事が載っていました。松本界隈では群落と言えるようなヒガンバナを見たことはないので、どんなものかと行ってみました。群落と言えなくもない程度の規模でしたが、記事に誘われてか、あるいはそこそこ知られている場所だったのか、ぼちぼち賑わっていました。

途中、弘法山古墳の近くにフジバカマとコスモスの畑があり、アサギマダラが南方に渡るためのエネルギーを補給していました。

左から、ヒガンバナ(3枚)、ヤブラン、アサギマダラ(2枚)。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2023年9月10日 (日)

霧ヶ峰散策

九月に入っても暑い日が続きます。涼を求めて霧ヶ峰を散策してきましたが、日差しを遮るものがほとんどない高原も暑かったです。

八島湿原から鷲ヶ峰へ至る登山道は、この時期、トリカブト・ロードになります。一面の青い絨毯とまではいきませんが、あちこちに群落ができていました。

左から、鷲ヶ峰方面から望む八島湿原と車山、ツクバトリカブト、マツムシソウにとまるギンボシヒョウモン、キタテハ、ベンケイソウ、ハバヤマボクチ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2023年6月 4日 (日)

霧ヶ峰散策

花の季節には早いと思いながら、霧ヶ峰を散策してきました。そうは言っても、なにもないことはないだろうと思っていたのですが、撮影したいような花はびっくりするほどありませんでした。暑すぎることはなく、気持ちよく歩くことができたので良しとしましょう。

左からスヌーピー岩、山頂の車山神社、車山の肩から車山を振りかえる、キアゲハ、サクラスミレ、アマドコロ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2023年5月28日 (日)

安曇野のオオルリシジミ

絶滅が危惧されているオオルリシジミを見に、国営アルプスあずみの公園に行ってきました。10年ぶりくらい、2回目です。公園入口の係の人によれば。今朝は15頭が観察されたとのこと。

池の周辺に植えられた幼虫の食草であるクララの周辺で舞っている、というか、それを撮影している人がいるので、どこにいるかはすぐにわかります。田淵行男氏が「草原の青い星」とたたえた通り、日差しの中で見るととても美しいです。

左から、オオルリシジミのメス(4枚)、カキツバタ、ひさりな食堂の夏ラーメン。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2023年4月29日 (土)

石楠花と山野草

例年ですとこの時期は北信の桜やカタクリ、ヒカゲツツジなどの山野草を見に出かけるのですが、今年はすでに咲き終わっています。そこで岡谷の塩嶺御野立公園に野鳥を見に出かけたところ、はやくも新緑が茂りはじめ鳴き声はすれど姿を見ることはできません。

早々に野鳥はあきらめ山野草の名所でもある出早公園に寄った後、少し早いかなと思いながらシャクナゲで有名な塩尻の常光寺を目指しました。五月初旬から開催されるシャクナゲ祭の用意はまだされていませんでしたが、既に咲きはじめ木によっては見頃とばかりに咲き誇っていました。ほかに見学者もなく、なんだか得した気分でした。

左から、シロバナエンレイソウ、ツボスミレ、コミスジ、シュンラン、シャクナゲ、古墳のヒカリゴケ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2022年9月 5日 (月)

霧ヶ峰散策

すっきりしない空模様が続きます。昼過ぎまでは雨が降ることもなさそうでしたので、霧ヶ峰を散策してきました。朝のうちは青空ものぞき、これは晴れるのかと期待したのですが、時折陽がさすもののやはり残念な曇り空でした。最初に登った鷲ヶ峰には、驚くほどたくさんのトリカブトが咲き乱れていました。

左から、ツクバトリカブト、ハナイカリ、アケボノソウ、ハバヤマボクチ、ベンケイソウ、ヤツタカネアザミにとまるメスグロヒョウモン。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2022年8月20日 (土)

経ヶ岳登山

10日ほど前に行った木曽駒ヶ岳がガスでまったく展望を得られなかったので、晴天予報のこの日、改めて出かけることに。ところが始発の30分前にバス乗り場に着いて、あまりの人の多さに呆然自失。バス乗り場にもチケット売り場にも、これまで見たことのないような長蛇の列ができていました。お盆休みが終わった直後の金曜日、天気の良くない日が続いたのである程度は混むとは思っていましたが、ここまで混むとは想定の範囲外でした。

いつになったら登山口にたどり着けるのか予想できなかったので、他の山に転進することに。伊奈側から木曽に抜け、一度登ってみたいと思っていた中央アルプスの最北端に位置する経ヶ岳を目指すことにしました。

結果は大正解。登山中に合った人は20名に満たず、蝶が舞い遊ぶお花畑を眺めながらゆっくりと登山を楽しむことができました。ちなみにヤマップの投稿を見ると、私たちと同じ時間に駐車場に着いた人は、バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷に着いたのが昼前くらいだったようです。さらに下山のロープウェイも二時間待ちだったとか、天気はとびきり良かったようですが。

左から経ヶ岳、経ヶ岳山頂の十一面観音菩薩、キツネノエフデというキノコ(たぶん)、ジムグリの子供、ヤナギランのお花畑、アサギマダラ 。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2022年8月14日 (日)

松本市アルプス公園散策

今朝の信濃毎日新聞に、特定外来生物のアカボシゴマダラの生息域が長野県内でも広がっているという記事が出ていました。在来種のオオムラサキやゴマダラチョウと幼虫の食性が競合するため、環境省から特定外来生物に指定されたそうです。

近所の松本市アルプス公園を散歩していた所、綺麗な大型の蝶に遭遇しました。はじめはアサギマダラかと思ったのですが、鮮やかな赤い斑紋があり「こいつは、今朝、見たあれか」と思い至りました。在来種にとってどのくらい脅威になるのかはわかりませんが、今後目にする機会が増えるのでしょうか。

左から、ガマの穂、ヤブランとセミの抜け殻、クサギの花、アカボシゴマダラ、ミスジチョウ、イチモンジチョウ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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2022年8月11日 (木)

美ヶ原散策・茶臼山へ

早朝は厚い雲に覆われていた美ヶ原高原、9時以降は晴れるという予報を信じて出かけた所、本当に晴れました。今日は「山の日」ですので、人気の王ヶ頭はきっと大勢の人が訪れていることでしょう。ということで三城から茶臼山を目指すことにしました。

茶臼山まではほんの数人にあっただけで、メインルートを外れると美ヶ原でも静かな山旅を楽しむことができます。三年前の大雨で荒れていた登山道も、道が付け替えられたりかなり整備されていました。それにしても青空の下での山歩きは久しぶりです。暑かったけど。

左から苔むす登山道、茶臼山山頂、百曲り園地、ナンバンハコベ、コムラサキ、イブキジャコウソウ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。

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