StereoPhoto Maker on Twister OS
Raspberry Pi用のOSにTwister OSというものがあるということを、最近知りました。
テーマを切り替えることで、MS WindowsのそっくりさんにもMacOSのそっくりさんにも、見かけ上はなるというのが特徴の一つ。テーマをMacOSにすると、昔のMacの起動音、"ジャーン"という音がするという凝りようです。
もう一つのセールスポイントが、Box86というものを使ってArm Linux上でx86 Linux用のバイナリを実行可能にするというもの。そうすると、Wine x86を介してMS Windows用のプログラムをRaspberry Piで実行できることになります。
ということでStereoPhoto Maker(32bit版)が動くか試したところ、内蔵アルゴリズムを使用した位置調整も含めて動作することが確認できました。最初に実行する時、大量のエラーメッセージとライブラリ等を追加インストールするためのダイアログが出ますが、指示に従っていけばStereoPhoto Makerが立ち上がります。
動くには動きましたが、メモリ-4GbyteのRaspberry Pi 4でもかなり遅いです。何か操作するたびにかなり待たされますので、残念ながら現状では実用的とは言えません。5400x3600x2の画像二組を一括変換したところ、Core i7-8565U (1.80GHz)のWindowsノートだと45秒程度だったのが、Raspberry Pi4では153秒かかりました。
それとロケールを日本語にして日本語版のStereoPhoto Makerを実行すると、メニュー等が一部しか日本語化されず実用に耐えません(フォントの設定で何とかるかもしれませんが)。英語版はメニューすべてが豆腐文字になります。従ってロケールを英語にして英語環境下で英語版を実行することになりますが、その場合でもOSとしては日本語の表示、入力が可能です。
最近のコメント