連休最終日の14日、紅葉を見に乗鞍高原に行ってきました。乗鞍岳は一週間前の6日に登ったばかりですので、この日は前回バスを降りた大雪渓・肩の小屋口のバス停から、車を止めた三本滝バス停まで紅葉を眺めながらのんびり下りて行きます。
一週間前は位ヶ原山荘から冷泉小屋辺りまでが見頃でしたが、この日は冷泉小屋の下から摩利支天バス停くらいまで紅葉地帯は下りてきていました。今夏の猛暑のため色づく前にちぢれてしまったり、茶色く変色してしまった葉が目立ち、かなり残念な紅葉でしたと言わざるをえません。
帰りに寄った善五郎の滝の遊歩道で、なかなか綺麗なベニテングタケを見ることができたのが収穫でした。
左から、前日に初冠雪した剣ヶ峰とナナカマドの実、彼方の南アルプス、ナナカマドとダケカンバ、カエデとダケカンバ、今シーズははじめての霜柱、ベニテングタケ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
毎年恒例、きのこ観察をしに金峰山に行ってきました。が、見栄えのするきのこはほとんどなく、今年のきのこ運は茅ヶ岳のタマゴタケと金山城跡のキヌガサタケで尽きてしまった感じです。
今回のルートの起点、廻り目平のキャンプ場は午前8時の段階でかなり広い駐車場はほぼ満車で、敷地内の路肩にかろうじて止めることができました。
ここはボルダリング、ロッククライミングの聖地ですが、ここから金峰山に登る人は少なく、登山道自体はとても静かです。
左から、白い虹~川上村にて、金峰山小屋へ、金峰山小屋前の岩峰、金峰山山頂、ドクツルタケ、ベニテングタケ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
かねがねキヌガサタケというキノコを見たいと思っていました。白いレースのベールをまとったような姿から、「キノコの女王」と呼ばれています。
群馬県太田市の金山(かなやま、標高239m)でキヌガサタケが発生しているという情報があり、9月23日に出かけてきました。
キヌガサタケは頭を出してからベールが広がりきるまで、たった三、四時間という成長の速いキノコで、その後は半日くらいで倒れて朽ちてしまうそうです。この日、綺麗な状態で見ることができたのは一本だけ。倒れて朽ちかけているものや、立ってはいるもののベールが崩れてしまっているものは五本ほど確認しました。
一本だけとは言え美しいキヌガサタケを見ることができ、二時間半かけて出かけた甲斐がありました。
キヌガサタケはすべて同じ個体です。最後は特定外来生物に指定されているアカボシゴマダラ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
SNS等を見ていると、今年はタマゴタケが当たり年とか。昨年観察することのできた茅ヶ岳の登山記録を見ると、ここ数日、何人かの人がタマゴタケの写真をあげています。ということで、ちょうど一年ぶりに行ってきました。
深田記念公園の駐車場は8時半の段階で9割方埋まっていました。三連休初日だからか誘導係の人が駐車場所を指示してくれ、トレッキングマップをいただきました。
歩きはじめるとすぐにタマゴタケがわらわら出てきます。最初のうちは遭遇するたびに写真を撮っていたのですが、途中からは「よい形だね」「綺麗だね」と言いながらスルーです。昨年は5つくらい見ただけで、大はしゃぎだっだのですが。
玉子から顔を出したばかりの幼菌から成菌まで、色々な段階のタマゴタケを軽く三桁は見ることができ、一生分見てしまった感じです。
左から、キタマゴタケ、コガネヤマドリ、ササクレシロオニタケ、タマゴタケ(3枚)。
この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
7月28日の日曜日、乗鞍岳に登るつもりで出かけたものの、登山口の畳平に着いた時にはガスで視界は10mしかなく、秒速10mをこえる風も吹いています。これは3000mの稜線を歩く天気ではないなと、着いて10分後には下山するバスに乗っていました。バスに乗る前に気づけよ、という話ではありますが。
乗鞍高原まで下りてもまだ9時です。天気も何とかもちそうでしたので、滝めぐりをすることに。乗鞍高原には三本滝、善五郎の滝、番所大滝があり、合わせて乗鞍三滝と呼ばれることもあるとか。どこも何度か行っているのですが、まとめて回るのは初めてです。
結果として転進は大正解。水辺は涼しいし、色々なキノコも見られたし、期待以上に楽しめました。
左から、三本滝の中央と右の滝、番所大滝、番所小滝、タケシマランの実、はじめて見るオニウスタケ、タマゴタケの幼菌。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
中央アルプスの北端に位置する経ヶ岳に、ササユリを見に行ってきました。経ヶ岳友の会の皆さんを中心に保護活動が行われており、最盛期には百株単位のササユリを見ることができます。
7月21日に歩いたのは権兵衛峠の駐車場(1540m)から経ヶ岳の手前、コイノコ(2035m)と呼ばれる小ピークまでの区間でササユリ、ヤナギラン、ヨツバヒヨドリなどの群落を見ることができます。ササユリは見頃を過ぎていましたが、標高の高いところではまだまだ状態の良いものを見ることができました。
今期のササユリはこの週末が最後になりそうでしたので、そこそこの規模がある駐車場は8時過ぎに着いた段階ですでに満車、路駐の列が伸び始め ていました。
左から、サンコタケ、カワラナデシコ、ササユリ(4枚)。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
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