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かねがねキヌガサタケというキノコを見たいと思っていました。白いレースのベールをまとったような姿から、「キノコの女王」と呼ばれています。
群馬県太田市の金山(かなやま、標高239m)でキヌガサタケが発生しているという情報があり、9月23日に出かけてきました。
キヌガサタケは頭を出してからベールが広がりきるまで、たった三、四時間という成長の速いキノコで、その後は半日くらいで倒れて朽ちてしまうそうです。この日、綺麗な状態で見ることができたのは一本だけ。倒れて朽ちかけているものや、立ってはいるもののベールが崩れてしまっているものは五本ほど確認しました。
一本だけとは言え美しいキヌガサタケを見ることができ、二時間半かけて出かけた甲斐がありました。
キヌガサタケはすべて同じ個体です。最後は特定外来生物に指定されているアカボシゴマダラ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
SNS等を見ていると、今年はタマゴタケが当たり年とか。昨年観察することのできた茅ヶ岳の登山記録を見ると、ここ数日、何人かの人がタマゴタケの写真をあげています。ということで、ちょうど一年ぶりに行ってきました。
深田記念公園の駐車場は8時半の段階で9割方埋まっていました。三連休初日だからか誘導係の人が駐車場所を指示してくれ、トレッキングマップをいただきました。
歩きはじめるとすぐにタマゴタケがわらわら出てきます。最初のうちは遭遇するたびに写真を撮っていたのですが、途中からは「よい形だね」「綺麗だね」と言いながらスルーです。昨年は5つくらい見ただけで、大はしゃぎだっだのですが。
玉子から顔を出したばかりの幼菌から成菌まで、色々な段階のタマゴタケを軽く三桁は見ることができ、一生分見てしまった感じです。
左から、キタマゴタケ、コガネヤマドリ、ササクレシロオニタケ、タマゴタケ(3枚)。
この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
9月の5日から一泊で、燕岳に行ってきました。木金の平日でしたので登山口の駐車場に停められるのではと期待して行ったのですが、近づくにつれ次から次へと車が下りてきます。対向車に停まってもらい話を伺うと、駐車場はいっぱいで既に路駐する場所もないとのこと。Uターンして最寄りの有明山神社の駐車場に車を止めると、タイミングよくタクシーが来てくれてさほど時間をロスすることなく登山口に着くことができました。
初日の人出もかなりのものでしたが二日目は更に多くの人が登ってきたようで、狭い登山道は大渋滞です。登山では基本、登り優先ですので、隘路で道を譲るたびに下りの登山者の列が伸び最終的には50人を超えていたのではないかと思います。50人の人間が道をよけて待っている横を登るのは、心身ともにきつかったと思います。初日がそういう状況だったら、私はいやになって帰ってしまったかもしれません。
左から、初日の燕岳山頂、夜明けを待つ人々、燕岳への道、燕山荘、燕山荘前から望む燕岳、混雑する登山道。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
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