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2021年10月 3日 (日)

星ヶ塔遺跡再訪

8月21日のブラタモリで諏訪が取り上げられ、その中で縄文時代に石器の素材に使われた黒曜石の採石場である星ヶ塔遺跡が紹介されました。この遺跡、立ち入りが禁止されているので個人で訪問するのは困難です。10年前に一度、訪れたことがありましたが(星ケ塔の黒曜石)、下諏訪町観光振興局が企画したツアーに今回また参加することができました。

当日いただいた資料によると、星ヶ塔遺跡には縄文時代の黒曜石採掘跡が200カ所近く確認されており、ブラタモリでも紹介された発掘の済んだ採掘坑には116号という通し番号がつけられています。二酸化ケイ素を多く含むマグマが地表付近で冷えて固まると流紋岩になり、冷え方が急激だとガラス質の黒曜石になるそうです。この採掘坑では流紋岩と黒曜石が隣接している部分があり、タモリさんはその部分にいたく感心されたとのことです。

一枚目:わずかに窪んだ採掘坑跡。立っている人物は116号採掘坑を発掘された宮坂清さん。
二枚目:116号採掘坑
三枚目:採掘坑の縁に立ち遺跡やブラタモリ収録時の様子を説明する宮坂清さん
四枚目:発掘された採掘跡。上から三分の一あたりの所に白い流紋岩と黒い黒曜石の境界が見てとれます。
五枚目:あちこちに黒曜石の欠片が落ちています。
六枚目:星ヶ塔の黒曜石は透明度の高いものが多いのが特徴とか。

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