剱岳
ようやく好天に恵まれた21日からの三連休、満を持して剱岳を目指したところ、まあ大変な人出でした。ここひと月の週末の悪天続き、特に一週間前の三連休は台風の上陸が重なったので、うずうずしていた人が日本中にきっと大勢いたのでしょう。
剱沢から別山尾根を経て剱岳へ至るコースは、コースタイム的には一泊二日で登れるのですが、登りも下りも渋滞にはまってしまい、下山後、室堂まで戻っても終バスには間に合わない時間になってしまいました。混雑してなくとも、私の脚力ではその日のうちに帰宅できたか怪しいのですが。
午前3時に起きて登山道を見上げると、すでに前剱の山頂付近を登っている人のヘッドランプの灯りが見えます。その後にも、続々と登山者が続いています。夜中に登山するのは富士山だけかと思っていたのですが、認識を新たにしました。真似したくはありませんが。
左から、剱沢小屋そばの池に映る剱岳、登路上の難所、平蔵の頭(正面の岩壁)、もうひとつの難所、カニのタテバイ。この二つの難所がボトルネックになります。最後は、陸地測量部の柴崎芳太郎測量官が三角測量のために剱岳に登頂してから百年たったことを記念して、2004年に国土地理院北陸地方測量部の事業として設置された三等三角点です。この山行での撮影分は、こちらにまとめてあります。
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