岳沢から前穂高岳へ
涼を求めて、岳沢にテントを張り、前穂高岳に登ってきました。遠方から来る方からすれば、前穂だけで帰るなんてもったいないと思われるでしょうが、地元民の特権でしょうか。ちなみに岳沢というのは、河童橋から穂高を見上げた時に見える広い谷です。
当初の予定では初日に登ってしまい、翌日はゆっくり下りてくるつもりだったのですが、登りはじめが遅くなってしまったことと、稜線が雲に覆われ展望が期待できそうになかったので、途中で引き返しました。翌日、晴天のもと山頂からの大展望を楽しむことができたので、結果的には良い判断でした。
重太郎新道の登りで追い抜かれたトレイルランニングの人と少しお話したのですが、今朝、上高地から入って奥穂、北穂と周り、天気がもちそうだっらたキレットを越えて槍まで縦走して、そのまま上高地に下りるとか。コースタイムを合計すると25時間を超えるのですが、この行程を一日でこなすとはとても同じ人間の行為とは思えません。
左から、前穂高岳への登山道と背景の西穂稜線、前穂直下の紀美子平、前穂山頂から北穂・槍を望む、ミヤマトリカブト。この山行の撮影分は、こちらにまとめてあります。
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