唐松岳から五竜岳へ
ここ数年、海の日の連休はテントを担いで二泊の山行を楽しんでいたのですが、今年は天気が悪く出かけられませんでした。いささか悶々としていたのですが、一週間遅れの週末、こちらは好天が見込まれたので、一泊小屋泊まりで後立山に行ってきました。八方尾根から唐松岳に登り、五竜岳まで縦走して遠見尾根を下りるという、登り下りともゴンドラリフトを使えるお手軽コースです(中高年登山者である私たちにとっては、それほどお手軽ではありませんが)。
見込み通り絶好の好天に恵まれ、周辺の山々は言うに及ばず、南は八ヶ岳、南アルプス、富士山まで、北は富山湾、能登半島まで望める大パノラマを楽しんできました。両日とも好天なのに雷鳥を見ることもでき、こちらもラッキーでした。
八方尾根と遠見尾根、どちらも後立山連峰に突き上げる長大な尾根で、隣り合っているのに、高山植物の咲き方はだいぶ異なります。ちゃんと数えたわけではありませんが、八方尾根の方がバラエティに富んでいる感じです。遠見尾根はゴゼンタチバナやツマトリソウが、やたらと目につきました。下界では春に咲くショウジョウバカマが咲いていたり、シャクナゲがちょうど見頃だったり、やはり高山は違うなあと思います。
上段左から、白馬三山、唐松山頂から望む剣・立山、遠見尾根からの五竜岳、雷鳥、下段左から、車百合、八方薄雪草、白根葵、御前橘。この山行での撮影分は、「唐松岳から五竜岳へ」、「唐松岳・五竜岳の花」にまとめてあります。
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