奈良の旅・当尾と西ノ京
二日目の午前中は奈良市の北東、当尾(とうの)で石仏の道を散策してきました。奈良のガイドブックに載っていたのでてっきり奈良県だと思っていましたが、このあたりは京都府木津川市になるそうです。
昼食後、西ノ京にまわり、喜光寺(きこうじ)、唐招提寺、薬師寺を参拝してきました。喜光寺は行基によって創建され、また行基が没した場所でもあります。本堂は東大寺大仏殿の造営にあたり、十分の一の大きさで試作したという伝承があり、「試みの大仏殿」と呼ばれているそうです。本堂内の仏像を撮影してもよいという、たいへんありがたいお寺です。
唐招提寺と薬師寺は中学の修学旅行以来でしょうか。今回の旅行で初めて隅鬼(すみおに)というものの存在を知りました。瓦屋根の四隅の下で隅木を支えている鬼で、唐招提寺の方のお話ではここの金堂と法隆寺の五重塔にしかないそうです。当尾の岩船寺のパンフレットによれば、岩船寺の三重塔にも隅鬼(天邪鬼)があります。
左から大門石仏群、浄瑠璃寺奥之院の不動明王、岩船寺三重塔の隅鬼、喜光寺の阿弥陀如来、唐招提寺金堂、金堂の隅鬼。
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