北岳登山・一日目
今年は登れる山の範囲を広げるべく、テントを導入しました。テント泊再デビューに選んだのが、南アルプスの北岳です。北岳を目指すのはおよそ三十年振り四回目ですが、もちろんそんな昔の経験は何の役にも立ちませんでした。
テントを持っていくとなると、必然的にシュラフやマット、日数分の食料と調理道具、それらを入れる大型のリュックが必要になります。登山の装備は昔に較べ てずいぶんと軽くなっていますが、それを遥かに上回って体力、筋力は落ちていますので、12、3キロの荷物がかなり堪えました。いきなり日本第二位の高 峰、北岳というのは、高望みしすぎだったかもしれません。下山して三日たっても、一向に筋肉痛が治まりません(笑)。
今回のコースは、広河原から大樺沢右俣をたどり、肩の小屋で一泊。翌日、山頂まで往復し、草すべりから白根御池小屋を経て広河原に戻るというものです。
一日目(『山と高原地図』のコースタイム5時間30分の所、6時間40分、121%。)
自宅(3:45発)-芦安(5:15着、5:35バス発。一番下の臨時駐車場)-広河原(6:45着、7:10発)-白根御池分岐(7:40)-大樺沢二俣(10:10)-右俣ルート草すべり分岐(12:50)-肩の小屋(13:50)
テント場に着いた時にはヨレヨレで、もう少ししゃんと歩けんものかと思いましたが、シーズン始めだしまあこんなものでしょう。それにしても、三千メートルの稜線で飲むビールは、びっくりするほど旨かったです。
左から、登山道から見た北岳、稜線で日没を待つ人々、ミヤマハナシノブ。この日の撮影分は、こちらにまとめてあります。
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