MacでもStereoPhoto Maker:CrossOver Mac 8編
今年の春、Mac OS Xの各種Wineでステレオフォトメーカーが動くかどうかの確認をしましたが、これはその続編です(前回のレポートはこちら)。
BootCampや仮想化ソフトの導入は面倒、MS Windowsのライセンスは購入したくない、だけどMacでもステレオフォトメーカーを使いたいという、極めて限られた人向けの情報です。
MikuInstallerはプログラムの更新なし、Darwineは最新バージョン(1.1.20、1.1.21)ではサンプルも動かず、ということで、製品版のCrossOver Mac 8 Standardのみでの動作確認です。
1.必要なファイルの準備
CrossOver Mac 8 Standard 体験版
(パッケージ版6,490円、ダウンロード版5,880円。アマゾン辺りでもう少し安く購入できます。)
ステレオフォトメーカーVer2.33 (フルセット版)
ステレオフォトメーカーの最新版(Ver.4.10f、実行ファイルのみ)
Autopanoで左右画像自動調整を行う場合のみ(リンク先はVer.1.02。1.03は動作しない)
2.インストール
・CrossOver Mac 8 Standard 体験版をダウンロードし、解凍後、CrossOver8Std-demo.dmgをダブルクリックする。
・インストーラーの指示に従って、CrossOverのアイコンをアプリケーションフォルダのアイコンにドラッグする。
・アプリケーションフォルダのCrossOverを起動する。初回は、「CrossOver利用ログ」を提供するかどうか問われるので、適当に答える。
・「Windowsソフトをインストールして開始」を選択する。
・「未サポートアプリケーションボタン」、「続ける」を順にクリック。
・インストーラファイルの選択が選ばれていることを確認し、インストールをクリック。
・stphmkr233.exeを選択すると、ステレオフォトメーカーのインストールがはじまる(以下の説明は、すべてデフォルトを選択した場合)。
・ステレオフォトメーカーが立ち上がるが、最新版に置き換えるため終了する。
・ステレオフォトメーカーのインストール先は次の通り(Finderからたどる場合、フォルダ名は一部カナになる)。
エイリアス
/Users/user_name/Applications/CrossOver/ステレオフォトメーカー
実体
/Users/user_name/Library/Application\ Support/CrossOver/Bottles/winxp/drive_c/Program\ Files/STphmkr
・実体が保存されているフォルダのプログラムを、最新版のファイル(4.10f)に置き換える。
・Autopanoで左右画像自動調整を行う場合は、autopano_v102もSTphmkrフォルダ等にコピーしておく。
3.動作確認
一括ファイル変換、JPG <-> MPO間の変換も問題ないようです。ただし、W1、V1共にまだ手元にはないので、実機でのMPOファイルの表示は確認していません。
8Mピクセル×2枚(要270度回転)のステレオペア5組をMPOに一括変換。
左右自動調整は内蔵アルゴリズム、「調整後、自動トリミング」をチェック。
トータル処理時間: 117122 mS
上記で作成した5つのMPOファイルを、横並びjpg画像に変換。
左右自動調整、調整後の自動トリミングはなし。
トータル処理時間: 47410 mS
スペックは、
Mac OS X 10.5.8
2GHz Intel Core Duo
1GB 667MHz DDR2 SDRAM
という数年前のMacBookです。
やっと試せる環境になりました。参考にさせていただきます。
投稿: おっと | 2009年8月29日 (土) 14時12分
首尾よく行きましたでしょうか?
投稿: 凸山 | 2009年8月29日 (土) 20時02分
SPM成功しました。これは便利ですね。
なんだかだまされてるみたいな、不思議な感じです。
SMMはコーデックの問題や再生位置表示が表示されないなど問題ありそうですが、mpeg2入力でAVI書き出しは成功です。
投稿: おっと | 2009年9月 1日 (火) 19時13分
SMMの方は環境を整えるのが面倒というか、そもそも整えることができるのかどうかもわからないため試しませんでしたが、まるっきりだめということはないようですね。
SPMは問題なく動いているようで、よかったです。
投稿: 凸山 | 2009年9月 1日 (火) 21時03分